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小ロットオーダーに応えて、びわ湖ヨシ紙でつくったみた!
びわ湖ヨシ紙でできた洋2封筒さかのぼること2年前。
「守るべきもの、びわ湖ヨシ紙を継ぐ西川さんを訪ねて」という記事を書いたことがあるんですね。
最近になって、この記事に注目して問い合わせてくださったのが、とあるびわ湖畔の宿泊施設の方でした。
私なんか庶民がプライベートで行けるはずのないVIPな方が行く宿泊施設で、エントランスにはびわ湖のヨシを使ったアーティスティックな壁があります。
そんな理由もあってこの宿泊施設のオープンイベントの招待状や洋2封筒、IDカード、席札、優待券チケット、お礼状などなど一式にびわ湖ヨシ紙を使用することになりました。
でも一般的に使われるような上質紙やコート紙のように普及している紙ではないので、洋2封筒の既製品なんかはございません。
大量につくるなら木型を作ってトムソンで打ち抜けば出来るのですが、小ロットなのでその方法ではコストがかかりすぎてしまいます。
そんな時のためにDCカッターがあるのですが、なにせヨシが55%含まれていて繊維が邪魔して綺麗には切れない紙なのです。
そこで、今回はレーザーカットで焼き切って手貼りの洋2封筒をつくり刷込み印刷をしました。招待客のテーブルにはびわ湖型の席札をつくったのですが、こちらもレーザーカットで綺麗にできました。
なかなかこれだけのアイテムをびわ湖ヨシ紙でつくる機会もないので楽しかったです。
お問合せ頂いたMさんには感謝です。
そんな時、ふと思い出したのはブログを書いた2年前にびわ湖ヨシ紙をつくっている西川嘉右衛門商店の西川さんが言っていた言葉。
私の中のヨシのイメージは「よしず」や夏用の「ついたて」の茶色しかなかったんですが、西川さんが好きなのは夏の青々としたヨシということでした。
「どんな情景なのだろう?」
8月半ば猛暑のど真ん中にびわ湖ヨシの生産地(近江八幡市)にカメラを持って出かけました。はい、その時の写真がこれです!
私にはそこは草むらにしか見えませんでしたが、よしは、あしではなくGoodな植物。
琵琶湖の周辺に住む住人としてびわ湖のヨシを愛していこうと思います。
しが愛びわこヨシ紙便箋+封筒のセットもできました!